三代目Japanese Salary man Brother

親子三代続く全国転勤型サラリーマンが気になったことを書くブログ

子供のサッカー推薦進学を考えたなら知って欲しい

まずは親が現実の厳しさを知って置いて欲しいと思いましたので、私の経験を記事にしておきます

 

前段に確認ですが…

 

サッカーが大好きです

 

そして、サッカーの主役はどこまでいっても必ず選手達!

 

圧倒的なヒーロー感があり、かっこいい

 

それは私も認めるところ

 

しかし子供をサッカー推薦で進学させる親達があまりに軽く考えているようでなりません…

 

重要な選択を気軽にしてはいけないし、子供に全てを委ねてはいけないと記事を書いてます。

 

筆者はサッカー漬けの青春を送って来ました。

決してうまくありません。強くもありません。でも勝負事が好きで、大学までやってました。世代別の選抜とか勿論無縁ですし、所属チームのレギュラーですら取れたら取れなかったらでした…

 

この前久しぶりに小学生の頃の所属チームの練習にOBとして参加したら

 

そりゃ大学までやれば多少のことはできます。

小学生相手なら11対2とかでミニゲームをやらせても、多少は楽しくできるものです。

 

そんな流れでめちゃくちゃ私のスキルが盛れたのでしょう笑

 

ある保護者から、

高校は推薦ですか?プロを目指されたのですか?うちの子は才能ありますか?

 

この保護者のお子さんは確かにその年代の子達の中ではうまく方でした…

所属チームで2、3番手の印象でしたが、プロになるとかならないとかは早計過ぎます

 

ましてや子供に聞いてみたら、本人の意志はそうでもないパターンが結構あります…

 

サッカー推薦で進学した場合は、周りから目や部の雰囲気、指導者からの指導がサッカーをやるべきだ!となります…

 

プレッシャーもあるし、本人の意志とは関係なくサッカー中心の生活を送らなくては、なりません。

 

私の経歴でプロとの接点は

中学校では、元プロ選手とその恩師にサッカーを習いました。

高校では元プロ選手のコーチ、その恩師に習い

同期に一人現役Jリーガーいます。

私達の代は県大会ベスト4でした!

私はスタンド応援でしたが…

 

そんな中で感じたのは、本当に厳しい競争社会だということです。

 

それをここからは具体的に3つの視点で伝えたいと思います。

 

数値から考える

まずはなる難しさです。

子供が東大に入るとサッカー選手になって当たり前の生活を送るじゃ圧倒的に前者の方が確率が高いです。

 

東大生は毎年生まれます。

しかし、Jリーガーの定数は決まってます。

 

年俸が厳しいJ2のチーム入れても、合計40チーム

ひとチームあたり、20人としても合計800人

18歳から35歳まで17年代が平均的にいると考えても、その年の50本の指に入らなくてはなりません。

 

 

次は稼ぎ続ける難しさです。

どんどん若い世代が入ってきて、結果が出せなければクビです。契約更新し続けるだけで厳しい世界です。

 

そしてサッカー選手は

サッカー選手は一般的に10年から長くても15年ぐらいしかプレーヤーとして継続できない

一般のサラリーマンは22歳から定年までと考えると38年間働けます

 

単純に倍の稼ぎがないと成り立たない…

 

子供が東大目指すと言ったら、鼻で笑うのに

サッカー選手になりたいと言ったら一緒に頑張ってしまう

 

スポーツの力ってすごいです!

 

具体例で考える

私の高校生の同期が一人現役でサッカー選手をやってます

 

彼の事を伝えましょう

 

彼は圧倒的でした。彼のポジションはフォワード。同期の二番手がセンターバックでしたが、彼との一対一は10回中6回ぐらいは抜いてました…

 

私はサイドハーフでしたが、二番手の彼に10回中1回抜けるかどうかでしたね笑

 

最期の夏で、準決勝であたった全国大会常連校の監督さんが、

そいつだけだろうが、そいつを止めろ!

と言っていたのを今でも思い出せます。

 

そして相手がそう言ってるのに、彼に必死にこっちのチームボールを繋いでました…

それがうちが取れる1番の戦法でしからね!

それで結果は4-2で負けましたが、2点は取れたことが驚きですよ…

 

彼は、少しわがままで、人間関係とか苦手でしたが、サッカーを好きだったのは良く覚えます

 

僕らは練習後、帰ったりゲームをしたりしてましたが、彼はずっとバー当てやサッカーテニスといったサッカーで遊んだり、ウエイト筋トレしたりしてました。

 

彼の話はまた詳しく書きたいと思いますが、

僕が言いたいのはここからの具体例です!

 

僕らの学校は毎年五人の特待生を取ってました

彼らが可愛そうだったのを良く覚えてます…

 

まずサッカーの質が中学生から高校に入った時に変わります。

1番の要素はほとんどの子が体が出来てきます。

足が速いとか、体が大きめだったとかそういったもので中学時代活躍した子は非常に悩みます。

判断力、周りを見る力、コミュケーション能力とそういった脳みそを使う方の能力も必要になってくるのです。

 

五人中三人が最後の大会はレギュラーじゃなかったな…

それも特待生だからベンチに入ってる感あったし…

 

うちの学校はそこそこの偏差値の男子校のマンモス校でした。

しかし彼らは勉強することは許されなかった。

サッカーで入学した以上はって空気は常にありましたね…

 

もちろん学歴が全てではありませんが

周りが進学やら就職やらで進路決めていく中、彼はバイトしたり職を転々としてたのをよく覚えています。

 

今は連絡をつかないし、何をやってるかわからないのもいますからね…

 

小学校、中学校のチームメイト達もサッカーのみでなんとなく進路決めた奴の9割いや9割9分は厳しい状況ですね…

 

伝えたいこと

親でも、親バカでも

プロにはなってくれたらいいな思うぐらいで、サッカーをメインに進路を決めてはいけません

 

そりゃ、子供に聞いたら、

サッカーで進学したいっていうに決まってます

 

親が彼らの未来と才能をしっかり考えて、進路のアドバイスをしてあげることを私は願います

 

サッカーへの関わり方は

プロを目指すだけではない

 

サッカーをもっと楽しめる日本になったら、僕は嬉しいです!